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2017.10.31 (Tue)

想い出…/JBCデー&中央4重賞/ヴァーミリアン

 今週は中央のGⅠについては一休みですが、三連休の初日に大井競馬場でJBCの3レースが行われます。この日は中央競馬も開催され、ネットはもちろん一部のウインズなどでJBCの馬券も発売するようですから、中央・地方の両方で競馬を盛り上げてくれることでしょう。
 そのJBCの思い出といえば、唯一現場で見た'08年のレースです。この年は園田競馬場での開催で、近畿以西で初めて行われるJBCでした。まだレディスクラシックは創設前で、スプリントとクラシックの2レース。スプリントでは前々年まで連覇していたブルーコンコルドが人気していましたが4着に敗れ、2番人気のバンブーエールが優勝、2着にはスマートファルコンで馬連8.8倍を当てました。しかし、三連単が外れて、当たって損でした。スマートファルコンと言えば武豊騎手の印象が強いですが、このとき乗っていたのは岩田康誠騎手だったのですね。
 続くクラシックは接戦になりましたが、武豊騎手騎乗の1番人気・ヴァーミリアンが勝ち、2着には2番人気のサクセスブロッケンが入り、馬連は1.9倍の堅い決着。これも取りましたが、言わずもがなのマイナス収支でした。武豊騎手の優勝インタビューを間近で見たのですが、昨日よりはすっきり勝てて良かったという趣旨のことを上手く語っていたのが印象的でした。この前日には秋の天皇賞で、ウオッカに騎乗し、アンカツ騎乗のダイワスカーレットとの名勝負を演じたばかりでしたからね。私はダイワスカーレットのファンで、彼女の方が勝っているようにテレビでは見えたので(めったに入着順を見間違えることはないのですが・・・)とても悔しく思っていました。しかし、武豊騎手のさわやかなインタビューを聞いて私の心もすっきりしたのを覚えています。ヴァーミリアンは翌年も優勝し、クラシック3連覇を達成。武豊騎手はさらにその後2年間スマートファルコンで優勝しているので5連覇を達成しています。
 ヴァーミリアンは数少ないエルコンドルパサー産駒、何とかその血脈を父系として残してほしいと願っているのですが。同じキングマンボの血を引くキングカメハメハが順調に大種牡馬としての地位を固めている状況を見ると、なおさらその思いは強くなります。
 JBC以外にも中央で4重賞が組まれており、今週こそ雨も台風も関係ない秋空の下でいいレースが行われたらいいなあと思います。
 第7回JBCレディスクラシック(JpnⅠ)/大井競馬場・ダ1800m/11月3日(金)7R/1着賞金4100万円
 第17回JBCスプリント(JpnⅠ)/大井競馬場・ダ1200m/11月3日(金)8R/1着賞金6000万円
 第17回JBCクラシック(JpnⅠ)/大井競馬場・ダ2000m/11月3日(金)9R/1着賞金8000万円
 第22回ファンタジーステークス(GⅢ)/京都競馬場・芝1400m/11月3日(金)11R/1着賞金2900万円
 第53回京王杯2歳ステークス(GⅡ)/東京競馬場・芝1400m/11月4日(土)11R/1着賞金3800万円
 第55回アルゼンチン共和国杯(GⅡ)/東京競馬場・芝2500m/11月5日(日)11R/1着賞金5700万円
 第8回みやこステークス(GⅢ)/京都競馬場・ダ1800m/11月5日(日)11R/1着賞金3800万円
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18:00  |  競馬  |  コメント(0)

2017.10.30 (Mon)

(23曲目)アイ・オブ・ザ・タイガー/映画はあまり見ないけど①


 今日は映画の主題歌を取り上げます。「ロッキー3」のテーマ曲“アイ・オブ・ザ・タイガー”です。ロッキーの音楽と言えば、'70年代に制作された第1作の「ロッキーのテーマ」ですよね。でも、それに負けず劣らず印象的だったのがこの曲だと思うのです。
 私はテレビ世代で、ということが主たる理由ではないかもしれませんが、映画館へ映画を見に行くことはめったにありません。ありませんどころか、この20年くらい行っていませんね。だからといって映画が嫌いな訳ではなく、テレビやビデオではたまにですが見ることもあります。「ロッキー3」が流行った'80年代前半には年に1回くらいは映画館にも行きました。
 しかし、「ロッキー3」は映画館ではなくテレビで見ました。そして映画よりもこの曲の方が先に好きになり、アルバムも買い、後から映画を見たのです。かっこいいギターのイントロ、すっきりとしたメロディーできりっとした力強いヴォーカル、闘う男のイメージにピッタリです。曲を聞き込んでから映画を見ましたので、曲が流れた時のかっこよさが倍増されたような気がしました。その後、この映画も好きになり何度かテレビやビデオで見ています。映画館の大音響の中、大きなスクリーンで見ればもっと感動するでしょうね。
 アイ・オブ・ザ・タイガー(Eye of the Tiger)/サバイバー(Survivor)/1982年6月シングル発売・同月発売アルバム「アイ・オブ・ザ・タイガー」収録/作者:フランキー・サリバン、ジム・ピートリック

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2017.10.29 (Sun)

今週もすごい勝ち時計でした/天皇賞(秋)結果

 秋の天皇賞の勝ち時計は2'08"3でした。前回の不良馬場での時計は2'03"9、降着になったメジロマックイーンがその6馬身前で入線しているので、今回が相当酷い馬場であったことがわかりますね。勝ったのはキタサンブラック。前走・宝塚記念の大敗を払拭する激走でした。内に賭けて勝負した武豊騎手もさすが百戦錬磨の達人ですね。そのキタサンを2着に追い詰めたのはサトノクラウン。言わずと知れた宝塚記念の覇者で、いよいよ本物になってきたかと思う走りでした。この2頭のデッドヒートを見ると、凱旋門賞に行くべき馬はこの2頭だったのでは、と考えてしまいます。キタサンは年内引退を発表していますので無理ですが、サトノクラウンにはぜひ来年挑戦してほしいと思います。
 馬券は本命と3番手なので大当たりと言いたいところですが、朝書いたように馬連で手広く買ってしまいましたので・・・。3着には無印のレインボーラインが入ったので三連単等での勝負を避けたのは正解でしたが、もっと軸にした馬を信頼して買えばよかったですね。
 リアルスティールはよく頑張って4着、マカヒキも復活の兆しか5着、ソウルスターリングは来ないならもっと惨敗するかと思ったのですが6着と踏ん張りました。激走した上位2頭は疲れが心配ですので、これら負けた馬の方に次走の変わり身を期待したいですね。香港かJCか、はたまた有馬かわかりませんが気に留めておきます。
 勝ちに行ったグレーターロンドンはその分沈んでしまった感じで、穴で狙ったディサイファはそこそこ頑張りましたが年齢的な衰えがあるのかも。そして絶好調を伝えられていたサトノアラジンはやはり道悪が応えたようで最後方に敗れてしまいました。
 さて、来週は金曜からの3日間開催、しかも大井でJBCもある豪華版です。仕事も暦通り休めそうですので、ゆっくり楽しみたいですね。
18:53  |  競馬  |  コメント(0)

2017.10.29 (Sun)

やはり雨、今週も時計がかかる/天皇賞(秋)予想

 東京も道悪になってきましたね。9時半現在で天候は雨、馬場は重ですから、メインレースのころには不良になっているでしょう。このところ秋の天皇賞は悪くても稍重止まりで、それより悪い馬場は'01年まで遡らないと見つかりません。2000mに距離短縮されてから、不良で行われたのは'91年の1回きり、重も'87、'00、'01の3回しかありません。
 '91年は2分を超える時計のかかる馬場で、1番人気のメジロマックイーンがぶっちぎったのですが、18着に降着となり、プレクラスニーが繰り上がりで優勝したレースでした。重の3回のうち、アグネスデジタルが勝った'01年は2分を超えましたが、ニッポーテイオーが勝った'87年、テイエムオペラオーが勝った'00年はぎりぎり1分59秒台でした。これらの勝ち馬のうち、ニッポーテイオー以外は10番より外枠で勝ち、'00年は上位3頭とも、'91年も降着のメジロマックイーンを含め入線順の上位3頭は10番より外でした。内枠有利と言われている東京2000mを考えると少し気になりますね。
 さて今週も切れ味のない馬をとも思ったのですが、先週のキセキのような例もありますので、あまりその辺に拘らず、道悪実績のある馬および実力馬から考えてみます。とは言え、難しいですね。まず、本命はサトノクラウン、キタサンブラック、グレーターロンドンから選ぼうと思います。サトノクラウンは、道悪は重1勝、稍重3勝(着外1回)と実績あり。ただムラ駆けの傾向がありますので、頭ありの3番手評価としました。キタサンブラックは現役最強と目される実績馬、道悪は稍重までしか経験がなく(1勝、3着1回、着外1回)、前走の大敗も心配ですが、本命としました。対抗にはGⅠ初挑戦だった安田記念でも、仕上がり途上だった前走でも、人気以上の着順に来て力を見せたグレーターロンドンにしました。
 しかし、これら3頭でワン・ツー・スリーという場面は想像しづらいので三連単などは止めにして、馬連で手広く勝負します。4番手以下はネオリアリズム、サトノアラジン、マカヒキといったところにし、押さえはディサイファ、ミッキーロケット、ステファノスと穴目を、さらにソウルスターリングとサクラアンプルールまで少し買います。人気どころではリアルスティールを切ることにしました。気になる10番より外枠を多めに押さえました。3歳はあまり買いたくないのですが、ソウルスターリングは切ると来そうな気がしますので、少しだけ押さえて、カデナはどうしようかなあ、外枠だしなあ・・・もう少し悩みます。
10:29  |  競馬  |  コメント(0)

2017.10.28 (Sat)

今週も雨、そして台風/スワンS&アルテミスS結果

 今週もまた雨の週末、そして台風が近づいているのも同じ。しかし先週ほどではないようですが、雨も台風も。さて今週の予想も難解です。
 今日は仕事でしたので、予想は早朝にして、出かける前に買いました。時間もないし、仕事もあるし、雨ということだけを念頭に簡単な予想で軽く買うことにしました。スワンSは道悪の宮記念を勝ったセイウンコウセイを本命に、道悪実績のある豊さん騎乗のダノンメジャーを対抗、3番手にはレッツゴードンキを入れて、これらを中心に馬連で勝負。結果は内枠オンパレードで、黒い帽子が1・2着、白い帽子が3・4着。白い帽子の1枠2番だったレッツゴードンキは3着でしたが、ダノンメジャーは5着、セイウンコウセイはそこらにいませんでした。
 一方、アルテミスSは2歳牝馬のレースなのでデータが少なくさらに難解。あまり考えても当たらないので、道営のミスマンマミーアの単複勝負にしました。以前も書いたかと思いますが、道営は2歳のレベルは高く、この馬は札幌のコスモス賞で連対していますし、その時は重。ただ秋も深まると通用しなくなるケースもあるので、とも思ったのですが、結果は案の定、惨敗でした。考えても当たりませんが、考えなければやっぱり当たりません。
 さて明日の天皇賞ですが、東京はまだ良馬場だったみたいですので、天気予報もよく見て、道悪予想にするかどうか考えます。でも当たる気がしないなあ!?
19:25  |  競馬  |  コメント(0)

2017.10.27 (Fri)

水戸黄門/東野英治郎/初代黄門さまの高笑い

 娯楽テレビ時代劇の決定版ともいえる「水戸黄門」ですが、平成23(2011)年の第43部をもって制作を終了してしまいました。始まったのは万博の前年、昭和44(1969)年ですから40年を超える長い旅路でした。
 ここで話題にしている「水戸黄門」はTBS制作のパナソニック劇場(旧ナショナル劇場)のことですが、これ以前にもテレビで水戸黄門は制作されており、榎本健一、十朱久雄、花柳寛、三代目・市川左團次、古川緑波という人たちが演じたということです。また、TBSも昭和39(1964)年から翌年にかけてブラザー劇場で制作しており、このときは映画でも当たり役であった月形龍之介が主演しています。そして、いよいよ東野黄門の登場となるのですが、当初主演には森繁久彌が予定されていたらしいのです。ところが契約上の問題か何かで叶わず、白羽の矢が立ったのが東野英治郎だったということです。
 第1部を見るとまだ印籠を出すパターンは定まっておらず、うっかり八兵衛もいません。しかし、安心して見られるストーリー、だがスリルもある展開、助さん格さんの溌剌とした殺陣、弥七の渋い活躍、そして東野さんの高笑いと、いろいろな魅力が重なって人気ドラマになって行ったのでしょう。
 主人公の黄門様は東野英治郎、西村晃、佐野浅夫、石坂浩二、里見浩太朗と5代。助さんは杉良太郎、里見浩太朗、あおい輝彦、岸本祐二、原田龍二、東幹久、格さんは横内正、大和田伸也、伊吹吾郎、山田純大、合田雅吏、的場浩司のそれぞれ6代。弥七も中谷一郎から内藤剛志、八兵衛はうっかりが高橋元太郎、ちゃっかりが二代目・林家三平と2代ずつ。里見浩太朗は助さんと黄門様の二つの役で出演しましたが、由美かおるもかげろうお銀と疾風のお絹という二つの役で出演しています。

 現在CSのTBSチャンネル1で東野版の第8部と第10部、里見版の第33部と第38部を放送中です。時代劇専門チャンネルでも東野版の映画を放送していますから、テレビ版も放送するかも知れません。それからBSで復活した武田鉄矢版も始まったのですね。あっはっはっはっは!
 水戸黄門・第1部/昭和44(1969)年8月~昭和45(1970)年3月/水戸光圀…東野英治郎(62)、佐々木助三郎…杉良太郎(24)、渥美格之進…横内正(28)、風車の弥七…中谷一郎(38)、深雪…岩井友見(18)、古川兵庫…露口茂(37)、柳沢吉保…山形勲(54)/ナレーター:芥川隆行/音楽:木下忠司/主題歌:「あゝ人生に涙あり」杉良太郎・横内正/制作局:TBS
 水戸黄門・第13部/昭和57(1982)年10月~昭和58(1983)年4月/水戸光圀…東野英治郎(75)、佐々木助三郎…里見浩太朗(45)、渥美格之進…大和田伸也(34)、うっかり八兵衛…高橋元太郎(41)、梟の左源太…三浦浩一(28)、由美…白坂紀子(24)、霞のお新…宮園純子(39)、風車の弥七…中谷一郎(52)/ナレーター:芥川隆行/音楽:木下忠司/主題歌:「あゝ人生に涙あり」里見浩太朗・大和田伸也/制作局:TBS
 出演者名うしろの( )内は放送開始当時の年齢




18:37  |  時代劇  |  コメント(0)

2017.10.26 (Thu)

(22曲目)ライク・ア・ローリング・ストーン/ボブ・ディランのかっこよさ


 ボブ・ディランの名を初めて知ったのは彼の歌ではなく、日本のフォーク・ロック・グループであるガロの大ヒット曲「学生街の喫茶店」の歌詞でした。「~学生でにぎやかなこの店の 片隅で聴いていたボブ・ディラン~」最初に聴いたのは小学校の頃で、誰のことだかさっぱりわかりませんでした。しかし、洋楽に興味を持ってみると、とんでもなく有名な人だというのがわかったのです。
 “時代は変る”、“風に吹かれて”などが代表曲で、私の生まれた頃に流行っていたらしいということで、ビートルズ以前の古い人というイメージでした。ビートルズ、特にジョン・レノンに大きな影響を与えた人とは露知らず、あまり興味を抱きませんでした。
 ところが何かのきっかけで“ライク・ア・ローリング・ストーン”を聴いて印象が変わりました。アコースティックなフォーク一辺倒ではなく、エレキを持ってロックを歌っているではありませんか。ところが当時の熱狂的なファンは彼の変貌についていけず、コンサートでは罵声を浴びせたという話を聞き、ますます興味を持ったのです。スターが自分に染み付いたイメージを払拭できずに苦しんだケースはけっこうありますよね。日本でもフォークの神様といわれた岡林信康がそんな感じで苦しんでいたと記憶しています。歌手にしろ俳優にしろ、そういった苦しみから抜け出すために、いったん身を引いてみたり、元のイメージに戻してみたり、ファンとの摩擦を少なくして溝を埋めようとするのが普通だと思うのですが、ボブ・ディランはけっこう攻めたみたいですよね。そこがかっこいい!ファンに迎合しない、俺は俺だ、俺の思う道を進むというかっこよさ。野次を飛ばされても、物を投げられても、“ライク・ア・ローリング・ストーン”を歌い続けた強さに憧れます。
 '90年代に三上博史が主演したドラマ「チャンス」の中で、三上さん演じる破天荒なロック・アーティスト・本城裕二が道端に座り込みエレアコ(だったと思う)で“ライク・ア・ローリング・ストーン”を歌うシーンがあったのですが、そこにも我が道を行くかっこよさがありました。
 時は流れて、そのディランが昨年ノーベル文学賞を取りました。本人は受賞を躊躇したのかも知れませんが、フォークやロックではない別のところで評価されたことも、また別のかっこよさだったように思います。歳を重ねたディランがこれからもどうかっこよく生きていくのか、期待してしまいますが、それこそ余計なお世話で、当時罵声を浴びせたファンの勝手な期待と同じということになるのでしょうね。
 ライク・ア・ローリング・ストーン(Like a Rolling Stone)/ボブ・ディラン(Bob Dylan)/1965年7月シングル発売・同年6月発売アルバム「追憶のハイウェイ61」収録/作者:ボブ・ディラン

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17:58  |  洋楽  |  コメント(0)

2017.10.25 (Wed)

ラフロイグ/シングルモルトの世界へ


 今日はスコッチのお話を。世界5大ウイスキーといえば、スコッチ、アイリッシュ、バーボン、カナディアンそしてジャパニーズ・ウイスキーだそうです。それぞれに特徴があり、歴史もあり、そういったものも含めて、ゆったりとした時間を過ごすのに相応しい酒だと思うのですが、やはり一番重みがあると感じるのはスコッチでしょうね。
 スコッチにはバランタインやジョニ黒のようなブレンデッドウイスキーとマッカランやラフロイグのようなシングルモルトウイスキーなどがあります。ブレンデッドウイスキーはモルトウイスキー(麦が原料)とグレーンウイスキー(とうもろこしが主原料)を混合したもので、シングルモルトウイスキーは単にモルトウイスキーだけということではなく、一つの蒸留所で作られたモルトウイスキーということです。ブレンデッドウイスキーにもブレンドの妙や奥深いものがあるでしょうが、シングルモルトにはそれぞれの地区の特性、個々の蒸留所の物語があり、一つ一つ比べながら飲む楽しみは、本当にスコットランドを旅するような、時間を越えて歴史を辿るような、深い味わいがあると思うのです。
 そんな憧れのシングルモルトの蒸留所はスペイサイド、ハイランド、ローランド、キャンベルタウン、アイラなどの地区にあります。その中でも特にアイラ島のものは個性が強いとされており、その代表的な銘柄がラフロイグなのです。日本向けには10年、18年、クォーターカスク、セレクトカスクがありますが、イギリスでは30年や40年もあるようです。一度じっくりと味わってみたいものですね。いざ、シングルモルトの世界へ。
 ラフロイグ/スコッチウイスキー/イギリス・スコットランド・アイラ




18:35  |  お酒  |  コメント(0)

2017.10.24 (Tue)

想い出…/天皇賞(秋)&スワンS/ミスターシービー&ニホンピロウイナー

 今週は秋の天皇賞および、その前日にスワンステークスとアルテミスステークスが行われる予定です。私の思い出は'84年、秋の天皇賞が2000mに距離短縮されて初めての年です。当時は同じ日にスワンSが行われており、スワンSもマイルチャンピオンシップの創設に伴い、春のマイル戦から秋の1400mへと条件が変わっての初めてのレースでした。
 私は京都競馬場で観戦していたのですが、メインは東京での秋の天皇賞。前哨戦の毎日王冠では南関東四冠のサンオーイに浮気したりしましたが、本番では単枠指定の2頭が強いと思い、シービーとカツラギエースの一点勝負に出ました。しかし、2強の戦いはその通りにいかないことが多く、このときもそうで、ものすごい脚で追い込んだシービーは1着でしたが、カツラギは5着に敗れ、穴のテュデナムキングが2着、牝馬のロンググレイスが3着と、外してしまいました。
 がっくりしていたのですが、すぐに京都のメイン・スワンSがスタートです。大本命はニホンピロウイナー、前走は少し距離が長い2000mの朝日チャレンジCを快勝して復活、適距離ならさらに良しと人気でした。1つ年上の快足ロングヒエンが2番人気、1つ年下の皇帝ルドルフのライバル・ビゼンニシキが短距離に矛先を向けて3番人気、しかし、私の狙いは大外枠の本命の隣に入った同い年の桜花賞馬・シャダイソフィア。まだ、初心者だった私には桜花賞馬がこんなに人気がない(10番人気)とは馬鹿にされすぎと思ったのです。レースはニホンピロウイナーの圧勝で、7馬身うしろの2着にはシャダイソフィアがいるではありませんか。馬券は大当たり、枠連はゾロ目の8-8で32.7倍も付きました。枠連時代はこういうゾロ目の穴をよく狙ったものでした。馬連になった今、こういう発想はしなくなりましたなあ。
 どちらのレースもレコードタイム(シービーが2000mを1'59"3、ウイナーが1400mを1'21"4)で強い馬が勝つという魅力的なものでした。しかし、スワンSではロングヒエンが故障で悲劇の結末、ビゼンニシキも故障で引退を余儀なくされ、この日は好走したシャダイソフィアも翌年のこのレースで散ってしまいました。競馬の悲しい一面も知ったレースでもありました。今年もいいレースを期待しますが、まずは全馬無事であることを祈ります。
 第6回・アルテミスステークス(GⅢ)/東京競馬場・芝1600m/10月28日(土)11R/1着賞金2900万円
 第60回・スワンステークス(GⅡ)/京都競馬場・芝1400m/10月28日(土)11R/1着賞金5900万円
 第156回・天皇賞(秋)(GⅠ)/東京競馬場・芝2000m/10月29日(日)11R/1着賞金1億5000万円
19:32  |  競馬  |  コメント(0)

2017.10.23 (Mon)

(21曲目)99/コンサートで聴けなかったシリーズ③


 コンサートで聴けなかったシリーズも第3弾です。今回はTOTOの“99”なのですが、昨年の来日コンサートでのことでした。仕事がめちゃめちゃ忙しかったのですが、何とか調整して時間を捻り出せたので、チケットを取ることにしました。ところが大阪公演はすでにSold Out! がっかりしていると追加公演があるということがわかり、アタック!どうにかチケットも取れ、当日を楽しみにしていました。
 そして当日は休日出勤だったのですが、1時間程度で着けるはずと思い、ぎりぎりまで職場にいました。コンサート会場はあましんアルカイックホール、電車を乗り継いで阪神尼崎駅へ到着したのは開演3分前くらいでした。アルカイックホールは過去に小さな劇団の公演を見に行ったと記憶しており、駅を降りてすぐのイメージだったのですが、記憶違いでした。歩いていく方向も思っていたのとは逆で焦ってしまいましたが、そんなにロスすることなく着きました。しかし、すでに公演は始まっていました。時間通りにやらないアーティストもけっこういるのに、今日に限ってほぼ時間通りとは。そして、仕事の疲れと焦って歩いたことが影響したのか背中から首、肩、そして腕に掛けて痛みが・・・今思えばすでに頚椎症を患っていたのですね。席は一番後ろでしたが、そんなに大きくないホールなのでよく見えたはずですが、立って見るのがきつく3曲目からは座ってしまいました。見に行くものは往年のアーティストのコンサートが多いので、けっこう年齢層も高く、座って見ていることも珍しくないのですが、TOTOは違いました。そうです、オール・スタンディング!凄いノリです。もう少し若い頃は私もそうやって見ていました。痛みがなければ立ってリズムを取りたいのですが、身体がいう事をききませんでした。
 それでも人と人の間から覗きながらTOTOのサウンドを楽しみました。そしてアンコール前のラスト、“ロザーナ”が始まった時、最後の力を振り絞って立ち上がりました。好きな曲でまだやってくれていないのは“アフリカ”と“99”の2曲。アンコールで2曲とも聴けるのか?アンコール1曲目は違いました。そしてラストはやはり“アフリカ”で盛り上がりました。結局“99”は聴けませんでしたが、いいコンサートでした。
 聴けなかった“99”の魅力は何といってもイントロのピアノです。人を惹きつけるメロディーライン、まさに魅惑のサウンドです。歌や演奏に派手さはないのですが、上手くて渋い!コーラスの終わったあとの長いアウトロでは、ピアノはもちろん、ドラムもベースも腕の冴えを見せます。そしてギターも渋く決めてくれるのです。やっぱり一度は生で聴きたいですね~!!
 99(99)/TOTO(Toto)/1980年1月シングル発売・1979年10月発売アルバム「ハイドラ」収録/作者:デヴィッド・ペイチ

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